H美とY香と僕[10]

「まあ理由有りだからね。昨夜H美から電話が有って二時間くらい泣かれたよ。
2人は別れたんだってね。もちろん2人が別れたどころか付き合っていた事を知って
居るのは私だけだよ。こんな時に何て言っていいのか分からないけれど・・・。
そう、今日H美が休んだのは昨夜泣きすぎて顔が腫れているからだと思うんだ。
放課後様子を見に行ってくるよ!」
「うん、ありがとう!H美が休んでいるの心配だったんだ。頼むよ!」と自分が言うと
「別にS介の為に行くのでは無いから誤解しないで。私はH美と親友で心配だから
行くのだから!」と怒りながらY香は言いました。
自分はY香の事を腹立たしく思いましたが黙っていました。


いまH美の事をお願い出来るのはY香しかいないのだから・・・。

そして次の日になりH美は普段通りに登校して来て安心しました。
でもその日には、すぐに席替えが有り今までは前後の席だったのが
ここまでするか〜!と思うくらい席は離れ離れになりました。
そして3年生になり当然ながらクラスも別々にされて、あの日からH美とは
卒業式の前日までの1年3ヶ月、口を聞く事が無かったです。
3年生になった時には腐れ縁と言うか神様の悪戯と言うのかY香と同じクラスに
なりました。
その時にY香と少しエッチな思い出も有るのですが、ここでは省略させて頂きます。
今度機会が有った時に番外編という形で語らせて頂きたいと思います。
さて、何で卒業式の前日にH美と久々に話を出来たかと言うとY香の取り計らいの
おかげでした。

その時のH美との会話の内容も今度の番外編で語りたいと思います。
ただ今回の話を完結するために少し簡単に語らせて頂きます。
H美は親の希望通りの有名女子高に進学が決まり自分は男子校に決まりました。
そして3年生になった時に自分は親の都合で引越しをして地元を離れて越境通学
をしていました。
そんな事も有り高校生になったら遠くから顔を見ることも出来なくなり寂しいな〜
と思った時に自分はH美にこう言いました。
「同じ空の下で暮らしているのだから!またいつか絶対に会えるよ!」

しかしそんな事は起こらずに月日は流れ流れました。


でも、12年間過ぎた27歳の夏に奇跡が起こりました。
その日の自分は泊まりの出張帰りで普段乗らない昼間の時間帯の電車に乗っていました。
すると途中の駅で一人の小さい男の子を連れた綺麗な女性が乗って来て自分の隣の席に
座りました。
あれ〜っ!どこかでこの女性を見た事が有ると思うと同時に向こうから話して来ました。
「もしかしてS介君?だよね?」
その声で自分はすぐに思い出しました。
「H美ちゃん?」
まさしく奇跡が起こりました。
そして2人で電車を降りて喫茶店で昔話から最近の近況まで思う存分に語り合いました。
しかし、あっという間に時は流れてお別れの時間になった時にH美が言いました。
「S介君。また会いたいな!携帯の番号教えて!」

自分は少し考えました。俺だって会いたい。でもお互いに家庭が有る身だし
会っていれば絶対にあの時に越えなかった一線を越えるのは簡単だろう・・・。
お互いに嫌いで別れたのでは無いし今でもお互いに好きなのだから・・・。
そしてこ自分はこう言いました。
「いや、それは止めとこう!またこうやって偶然再会出来ることを信じようよ!」
そしてH美は少し考えてこう言いました。
「そうだね。こうやって同じ空の下で暮らしていればまたS介君に会えるよね。」
「よくその言葉覚えていたね!」と自分が言うと
「うふふっ!」とH美は微笑ました。
そしてお互いに、いまの生活に帰りました。
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