妹の制服がイイ![5]





「その……久しぶりに会って……お前の制服姿見たら……たまらなくなっちゃって……すまん……」
 取り合えず頭を下げる。
 妹はその様子をジトーとした目つきで見ている。
 許してもらえるとは思えない。
 だがひたすら謝るしかないのだ。
「ふ〜〜ん、まあいいわ……それよりお兄ちゃん、あんまり上手くないよね。もうちょっと上手くなった方がいいよ」
 突然の言葉にカチンとくる。
 セックスしてしまった事は全面的に悪いとしても、上手い下手は関係ないだろう。
「しょ、しょうがないだろ。俺、初めてだったし……」
 言い訳するにも童貞だった事を妹に言うのは恥ずかしく、後半の声は小さくなってしまう。
「え? 初めてだったの? 嘘ぉ?」
 妹は驚いた声を上げている。
「う……悪かったな初めてで。どうせ俺は彼女いない暦十九年だよ」
 そこまで言って、妹が処女でなかった事に気がつく。
(こいつ、もう経験してたんだな。いつの間に……)
 中学時代は彼氏がいる素振りすら見せていなかった妹が、一体いつ処女を捨てたのか、敏夫は妹の相手の男に何やら嫉妬を感じた。
「ふ〜〜ん、初めてだったんだぁ……へぇ〜〜、お兄ちゃんがねぇ……そうすると私ってばお兄ちゃんの初体験の相手ってことかぁ……」
 妹は何やら嬉しそうにしている。
「お兄ちゃん、いかがでした? 初めての女の味は?」
 ニタニタしながら聞いてくる。
 その様子には実の兄に襲われたという悲壮感は欠片もなく、まるで他人事の様に楽しそうだ。
「良かったよ……凄く気持ち良かった……お前の体がこんなに気持ちいいなんて思わなかった……その……ありがとう……」
妹の明るい様子に敏夫は救われる思いだった。
 そして正直に感想を述べると、初体験をさせてくれた事に感謝し礼を言った。
「そう……そうなんだ……ふ〜〜ん、そんなにいいんだ私の体……」
 妹はまた嬉しそうに呟いている。
「じゃあ褒めてくれたお礼に、お兄ちゃんが上手くなるまで付き合ってあげるよ」
「は?」
 突然の発言に、意味が分からず間抜けな声を上げてしまう。
「だからぁ、お兄ちゃんが上手くなる様に私がセックスしてあげるって言ってるの」
「お、お前何言ってるんだ。これは近親相姦なんだぞ。俺とお前は兄妹だからしちゃいけないんだ。分かってるのか?」
 自分のした事を棚に上げてそう尋ねる。
「分かってるよぉ。でももうしちゃたんだから関係ないじゃん。こんな気持ちのいいこと、兄妹だからしないなんて勿体ないよ」
 敏夫は妹の倫理観の無さに呆れた。
「それにぃ、お兄ちゃん今のままじゃ彼女できた時に大変だよ。もうちょっと上手くならないと」
 再びカチンとくる。
「何言ってるんだ。お前あんなに気持ち良さそうにしてたじゃないか。あれだけ感じさせられれば十分だろ」
「違うんだなぁ。あの程度じゃ序の口。女はもっと気持ち良くなるものなの」
「う……そうなのか……」
 性体験は妹しかないため、その相手にそう言われては反論のしようがない。
 しかし気持ちの良さを比較できるというのは、その比較対照があるという事だろう。
「ってことは、お前いつもはもっと気持ち良くなってるのか?」
「え? あ、うん、そうだよ」
「誰だよ相手は……」
「もちろん彼氏に決まってるでしょ」
 先ほど予測はしていたが、やはり妹には恋人がいたのだ。
 しかもすでにセックスするほどの親しさで。
「いつできたんだ? 中学の時はいなかっただろ?」
「高校に入ってすぐに告白されたの。一目惚れってやつ? 私ってば可愛いから」
 妹は嬉しそうに顔に手を当てて喜んでいる。
「セックスはいつしたんだ?」
「夏休み入ってすぐ」
「なんだまだそんなにしてないんじゃないか。だったら俺のが下手だなんて良く言えるな」
「ふ〜〜んだ、彼はお兄ちゃんと違って凄く気持ちいいんだもん。最初から凄かったんだから」
 敏夫はまだ見たこともない妹の彼氏に完敗した気がして暗くなった。
「ま、まあ、そんなに落ち込まないでよ。今は上手くないけど、私が上手くしてあげるって言ってるんだから」
 励ます様に言う妹の言葉に、またセックスができる、いや妹の言葉通りなら何度もできるという事に敏夫は気がつき、ムラムラと肉欲が湧き上がってくるのを感じた。
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