スイッチ入らない[1]

「だめ、スイッチ入らない」

汗だくの顔をこっちに向ける弥恵。眉毛が下がって申し訳無さそうなその表情もかわいい。
残念そうにクーラーのリモコンを棚に置くと、また僕の横にちょこんと座った。
「今からでも、ひろくんの家でやる?」
「え、でも……うーん」
言いながらも夏休みの友をカバンに詰め込む弥恵。たしかに僕の部屋には
今年取り付けたばかりの新品のクーラーがある。でも僕の部屋ではだめなんだ。全然だめなんだよ。
「ひろくんの家、むり?」
「でも、あの、その……」

正直に言えばいいのだろうけど、まだ付き合いだしたばかりの僕にはとても恥ずかしくて言えない。
もじもじしていると、その様子を察したのか弥恵がニヤっと笑って顔を近づけてきた。
「あ、もしかして……?」
「はい、その、うん」
「ひろくんの家、親いるの?」
「うん……」
もうだめだ、弥恵には何でもお見通しなんだから、隠し事なんてできやしない。
「当ててみようか?」
「え……」
「"親がいるからエッチが出来ない。だから僕の部屋に行くのは嫌だ"
 当たり?」
「……」
弥恵はそういうと、黙ってうつむいている僕の鼻をぺろっと舐めた。わ!顔が近いよ。
体温が高くなる。これは夏のせい?クーラーが壊れているから?

「あ」
そのまま弥恵は僕にキスをしてきた。軽く唇の感触を楽しむようにちゅっちゅと触れ合ったあと、
首筋から、耳、そしてその内側と僕の敏感な箇所を次々に当てていく。
「当たりです」
「素直でよろしい」
僕の股間に手を当てた弥恵は、すでにカチカチに勃起したペニスの感触をズボン越しに確認すると

満足そうに微笑んだ。弥恵ってまつげ長いな。それにとても肌がきれいだ。
間近でこうして見ると改めて思う。ほんとこいつかわいいよ。
こいつが僕の彼女だなんて……。

弥恵との出会いは数ヶ月前にさかのぼる。
今年は卒業の年ということもあって、4月から友達連中のほとんどは塾に通いだしていた。
そんな中、僕は塾には行かず、かといってクラブ活動などに専念することもなく、
プラプラと暇をもてあましていた。
そんなとき声をかけてきたのが、転校生の弥恵だった。
「ひろくん、いっしょに帰らない?」
弥恵は初めて会ったときから積極的だった。付き合おうと言い出したのも彼女からだった。
弥恵は黒目がちで目がクリリと大きく、パッチリとした二重。眉毛ははっきり濃い目タイプだ。
黒髪は肩までストレートに伸ばしており、日によってツインテールにしたり、ポニーテールにしたり。
性格は明るくて人懐っこい子だった。転校初日にみんなと仲良くなっていたもんな。

そんなわけで、気がつけば目で追っている自分がいた。
そりゃそうだよ、可愛い上に性格もいいんだから。自分とはかけ離れた存在、それが弥恵だった。

弥恵は大人になったら美人になるんだろうな、と思わせる雰囲気が漂っていたが、
学年の中でも一番のチビで、胸も全くない。ぺったんこ胸だった。
(水泳の時間、水着姿を見たらそうだったんだ)
そのギャップがまた良かったんだ。

クラスの友達は「芸能人だと誰々がいい」とか何とか言って、
テレビで出ているアイドルのグラビアなどを読んでいたが、僕は違った。
僕に言わせれば、そんな手の届かないような大人アイドルの女性よりも、
同じクラスで机を並べて一緒に勉強をしている、クラスメートの女子(弥恵)の方が、
よほどリアルで生々しくて、性的に強い興味を引かれる存在だったのだ。

そんなわけだから、弥恵から告白されたときは恥ずかしい反面とても嬉しかったし、
生まれて初めて恋人ができたという喜びで一杯だった。夢見心地とはこのことだろう。
告白されたあの日、僕はどうやって家まで帰ったか、よく覚えていない。
「弥恵、弥恵、弥恵……。」
弥恵の顔を思い浮かべてニヤニヤしたり、他のクラスメートの男子と比べて

優越感に浸ってみたり。(僕は彼女が出来たぞー!えっへっへ!しかも弥恵だ!あの弥恵だぞ!)
でもまさか僕が"そこから先に進んでしまう"なんて思ってもなかった。
まさかこの歳でこんなことをしてしまうなんて……。
学校で習っていたから知ってはいたけど。
それはオトナの男と女がすることだと思っていた。
それを体験するのはまだまだずっと先のことだと思っていた。

「なに?かんがえごと?」
額に汗をかきながら顔をかしげる弥恵を見て、ふと我に返った。
こいつも僕と同じで汗っかきだからふたり洋服がもうビチョビチョだ。
「アレ、しようか」
「うんうん!」
というなり弥恵は飛び上がり、勢いよくホットパンツとその下の少女パンツを脱いだ。
フローリングの上に無造作に脱ぎ捨てられたホットパンツ。
その中に今脱いだばかりのパンツ生地がチラリと見えてて、とってもエッチだ。
プリンとしたお尻を丸出しにしながら、上に着ていたTシャツも脱ぎ捨ててしまう弥恵。
あっという間に彼女は生まれたままの姿になってしまった。
可愛い彼女の作り方
猛暑の夏は出会いやすい

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